
京都を一人旅してわかったこと
京都には何度か来たことがあるけど、全部グループ旅行だった。今回初めてソロで来てみたら、同じ場所でも全然違う旅になった。一人旅の京都は、想像以上に自分の好みに合わせられて、逆に深く楽しめた。
観光スポットに急かされない
グループ旅行だと、全員の予定を合わせないといけないから、「次は〇〇へ」という感じでどんどん移動することになる。一人だとそれがない。
南禅寺に行ったとき、水路閣という赤レンガのアーチをずっと眺めていた。写真も撮ったけど、ただ座ってぼーっと見ていた時間が一番良かった。誰かに急かされないから、その場の空気を自分のペースで吸い込める。これが一人旅の本当の良さだと思った。
朝が違う
京都の観光地は昼過ぎになると人が増えすぎて、有名スポットは写真を撮るのも大変になる。今回は早起きして7時台に伏見稲荷を歩いた。
千本鳥居を一人で歩いていると、まだ朝靄が残っていて、光の入り方が幻想的だった。人も少なくて、鳥の声だけが聞こえる時間帯。昼間の伏見稲荷とは別の場所みたいだった。
早起きさえできれば、有名観光地でも独占感を味わえる時間帯がある。一人旅だからこそ、自分のタイミングで動ける強みだと思う。
飲食店選びが自由になる
グループだと人数に合わせた店選びになるけど、一人だとカウンター席が使えるところがぐっと増える。一人客を歓迎する小さな店に入りやすくなった。
錦市場をぶらぶらして、気になった漬物屋で試食しながら会話をして、小さな和食屋に一人で入って湯豆腐を頼んで食べた。旅先での食事って、誰と食べるかよりも、どんな場所でどんな状態で食べるかが重要なんだと気づいた。
寺社は一人のほうが刺さる
龍安寺の石庭を見たとき、グループで来ていたら「きれいだね」で終わっていたと思う。今回は一人で縁側に座って、しばらく石庭を眺め続けた。何を考えているわけでもなく、ただ見ていた。
禅の庭って、解釈を押し付けない作りになっているんだよね。見る人によって感じることが違う。一人だからこそ、自分の内側に向き合う時間が生まれた気がした。
一人旅は自分を整える旅だった
今回の京都一人旅で一番感じたのは、旅の目的が「観光」から「リセット」に変わったということ。有名なものを全部見るより、気に入った場所に何度も戻ったり、カフェで何時間も過ごしたりする方が充実していた。
忙しい日常の中で、一人でふらっと旅に出る時間は必要だと思う。また来年、今度は冬の京都を歩いてみたい。

中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。