最近ハマったアニメが面白すぎた話——「葬送のフリーレン」の魅力を語り尽くす

正直、最初はそんなに期待してなかったんだよね。「なんか有名らしいし、一話だけ見てみるか」くらいの気持ちでNetflixを開いたんだ。それが気づいたら深夜2時で、気づいたら最終話まで見終わってた。やばくない?そう、最近どハマりしたのが「葬送のフリーレン」だ。もう少し前に放送されたアニメなんだけど、なぜか今ごろ自分の中でブームが来てしまった。せっかくだからその魅力を思いっきり語ろうと思う。

「英雄譚のその後」という発想が天才すぎる

まず前提として、このアニメのコンセプトがもう反則レベルに面白い。普通のファンタジーって「魔王を倒すまでの冒険」を描くじゃないか。でもフリーレンは違う。魔王はすでに倒されてて、物語は勇者パーティが旅を終えた後の世界から始まるんだ。

主人公のフリーレンはエルフだから、人間とは時間の流れ方がまったく違う。人間にとっての「10年」が、彼女にとってはほんの「まばたき」くらいの感覚なんだよね。だから勇者ヒンメルと一緒に旅をした50年間も、彼女の感覚では「ちょっとした冒険」くらいだった。でもヒンメルは死ぬ。その葬儀でフリーレンは気づくんだ、「私はあの人のことを何も知らなかった」って。

この設定だけでもう心をわしづかみにされた。英雄たちの冒険の「その後」を描くなんて、よく考えたなあと思う。新しいようで、どこか懐かしくて、切ない。

感情の描き方がとにかく丁寧でじわじわくる

このアニメ、派手な演出とかドラマチックな泣かせシーンで感動させようとしてこないんだよね。むしろ逆で、静かで淡々とした描写の積み重ねがじわじわ心に刺さってくる感じ。

たとえば、フリーレンが過去の記憶を振り返るシーンとか。ヒンメルが生きていたころの何気ない会話、冒険中の些細なやりとり。それがフラッシュバックみたいに差し込まれるたびに「ああ、もうこの人たちの時間は戻らないんだな」って胸がぎゅっとなる。

感動を「押しつけてくる」んじゃなくて、「気づいたら感動してた」という体験をさせてくれるのが本当にうまいと思う。音楽も映像も主張しすぎなくて、だからこそセリフや表情が際立つ。見終わった後にしばらくぼーっとしてしまうアニメって久しぶりだった。

キャラクターが全員すごく「人間らしい」

フリーレンって最初、感情が薄くてクールなキャラクターに見えるんだよね。でも話が進むにつれて、彼女なりに人を大切にしていたり、後悔していたりする部分が少しずつ見えてくる。そのギャップがたまらない。

弟子のフェルンもいいキャラで、口は悪いけどフリーレンのことをちゃんと心配してて。見習い戦士のシュタルクは不器用でかっこつけたがりなんだけど、いざというときに本当に頼りになる。この三人の関係性のバランスが絶妙で、旅の道中の掛け合いを見てるだけで幸せになれる。

あとサブキャラも全員キャラが立ってて、過去の勇者パーティのメンバーも回想でしか出てこないのに印象に残る。キャラクターを丁寧に作ってるんだなっていうのが随所に感じられる作品だと思う。

「時間」と「記憶」について考えさせられる深さがある

これはちょっと個人的な話になるんだけど、このアニメを見ながら何度か「自分の大切な人のことをちゃんと知っているか」って考えてしまった。フリーレンはヒンメルと50年間一緒にいたのに、死んだあとになってはじめて「もっと知りたかった」と思うんだよね。

それって現実の自分たちにも当てはまるなあと。毎日会ってる家族や友人のことを、本当にわかってるかな、って。アニメを見てそういうことを考えさせられたのって、正直久しぶりだった。エンタメとしても面白いけど、人生について静かに問いかけてくるような深みがある作品なんだよね。

派手なバトルもあるし、魔法の描写もかっこいいから純粋なアクションとして楽しめる部分もある。でも根っこにある「時間の重さ」「記憶の大切さ」というテーマが全編を通して流れていて、それが作品全体に特別な空気感を作り出してると思う。

映像と音楽のクオリティが普通に高すぎる

内容の話ばかりしてきたけど、純粋にアニメとしての完成度もめちゃくちゃ高い。制作はマッドハウスで、背景美術が本当に美しい。魔法が使われる場面の光の表現とか、草原や古い街並みの描き込みとか、ずっと画面を見ていられるレベルだ。

音楽もいい。OPの「勇者」(YOASOBI)はもはや説明不要の名曲で、歌詞とアニメの内容がリンクしてて初見で鳥肌が立った。EDも穏やかで余韻に合っていて、エピソードが終わったあとの気持ちをそっと包んでくれる感じがする。

映像・音楽・脚本の三拍子がそろっているアニメって意外と少なくて、だからこそフリーレンは多くの人に刺さったんじゃないかと思う。自分が今ごろハマるのもわかる気がする。もっと早く見ておけばよかったと少し後悔してるくらいだ。

というわけで、「葬送のフリーレン」の魅力を語り倒してみた。正直まだまだ話し足りないくらい好きになってしまった作品だ。見たことない人にはとにかく「1話だけでいいから見てみて」と言いたい。1話見たら絶対続きが気になるから。原作の漫画もあるし、アニメを見終わったら続きを漫画で追おうと思ってる。こういう「世界観ごと好きになれる作品」に出会えると、日常がちょっと豊かになる気がする。次はどんなアニメに出会えるか、それもまた楽しみだ。

おすすめの記事