草テニスの大会に初めて出てみた話——緊張と発見だらけの1日
テニスを始めてそろそろ2年が経つ。スクールのレッスンには週1〜2回通っていて、友達と週末にコートを借りて打つことも増えてきた。そんな中、通っているスクールのコーチに「そろそろ試合に出てみたら?」と言われて、ちょっと気になっていたのが草テニスの大会だ。先月、ついに思い切って申し込んで参加してみた。結論から言うと、めちゃくちゃ楽しかったし、めちゃくちゃ課題も見えた。その話をまとめて書いておこうと思う。
「草テニス」って何なのかをまず整理しておく
参加を決めてから改めて調べてみたんだけど、草テニスというのは要するにアマチュア・一般プレイヤー向けの草の根大会のことだ。テニス協会が主催する公式戦とは違って、サークルや有志団体、テニスコートの管理団体などが主催していることが多い。参加資格もゆるやかで、「初心者〜中級者歓迎」みたいな募集がたくさんある。
今回自分が申し込んだのは、地域のテニスコート主催のシングルス大会で、参加費は1500円。レベルはビギナー〜中級者向けとなっていた。エントリーはメールで名前と連絡先を送るだけ。拍子抜けするくらい簡単だった。募集開始からすぐ定員が埋まったみたいで、草テニスの人気をちょっと実感した。大会形式は予選リーグ+トーナメントで、1日で完結するタイプ。これくらいの規模感が初参加にはちょうどよかったと思う。
当日の朝、想像以上に緊張していた
大会当日は朝8時集合だった。前日の夜は「まあ練習試合みたいなもんだし」と自分に言い聞かせていたくせに、起きたら普通にドキドキしていた。朝ごはんも半分くらいしか食べられなかった。
会場に着くと、すでに何人かが軽くアップをしていた。みんな普通にうまそうに見える。これは完全に初心者あるあるだと思うけど、他の参加者全員がめちゃくちゃ強く見えるあの現象が早速発生した。受付を済ませて組み合わせ表をもらうと、予選は4人リーグ。自分以外の3人と当たることになる。名前だけ見ても当然レベルはわからないけど、なんとなくじっと眺めてしまった。
アップの時間をもらって少し打ち合ったら、だいぶ気持ちが落ち着いてきた。体を動かすのは大事だと改めて思った。
実際に試合に出てみてわかったこと
予選リーグは4ゲーム先取のショートセット形式だった。1試合目は緊張しすぎてサーブが全然入らなかった。ダブルフォルトを連発して、あっという間に0−4で負けた。情けなかったけど、「ああ、これが試合か」という感覚はリアルに伝わってきた。
練習とは全然違う。コートの広さは同じなのに、なぜか体が思い通りに動かない。いつもスクールでやっているフォームが、相手がいるだけで崩れる。特にサーブのミスとリターンのミスが多くて、自分の弱点がはっきり見えた。2試合目は少し慣れてきて2−4、3試合目は3−4まで持ち込めた。結果は予選敗退だったけど、3試合やれたのは十分だった。
試合の合間に他の人の試合を見ていたら、自分と同じくらいのレベルの人もいたし、明らかに上手な人もいた。いろんなプレースタイルを間近で見られるのも大会ならではだと思う。
大会の雰囲気と周りの人たちについて
草テニスの大会って、もっとガチガチした雰囲気かと思っていたけど、実際はかなりフレンドリーだった。試合前後に「よろしくお願いします」「ありがとうございました」の挨拶は当然として、試合中も「ナイスショット」とか「惜しい!」とか声をかけ合う場面がちょいちょいあった。
参加者の年齢層も幅広くて、20代らしき人から50代くらいの人までいた。テニスは年齢関係なく続けられるスポーツだというのを改めて感じた。特に印象的だったのは、自分と同じく初参加という人が何人かいて、休憩中に話しかけてもらったこと。「緊張しますよね〜」って話で盛り上がって、なんか一気に場が和んだ。
運営も丁寧で、進行の説明やコートへの案内もわかりやすかった。初参加でも迷うことなく動けたのはありがたかった。草テニスのコミュニティ、思ったよりずっと温かかった。
初参加を終えて気づいた「試合に出る意味」
帰り道でぼんやり振り返りながら思ったのは、「練習だけじゃ絶対気づけなかったことがあった」ということだ。サーブが緊張で崩れること、相手がいると判断が遅くなること、メンタルの持ち方がまったくできていないこと。これ全部、スクールのレッスンで気づいていなかった弱点だ。
逆に言えば、試合に出ることで初めて見えてくる課題がある。コーチが「試合に出て」と言った意味が今更ながらよくわかった気がする。負けて悔しいより、「次はこうしよう」という気持ちの方が強かったのは、我ながら意外だった。テニスのモチベーションが一気に上がった感じがある。
草テニスの大会、初参加としてはかなり充実した体験だった。全試合負けたけど後悔は全然ない。むしろもっと早く出ておけばよかったとさえ思う。次の大会は秋ごろに開催されるらしいので、またエントリーしようと思っている。次はサーブの安定を最優先に練習して、予選を突破することを目標にしたい。テニスを始めてからずっとスクールとプライベートコートだけだったけど、大会という選択肢が加わったことで、テニスとの向き合い方が少し変わった気がしている。興味があるけど迷っている人には、とにかく一度出てみることをおすすめしたい。
中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。