テニスのダブルスって、最初のうちは本当に「2人でそれぞれ頑張ってるだけ」みたいな感じになりません?
相手のボールを追いかけて、自分が打てそうなら打つ。パートナーのことはなんとなく信頼してるけど、正直どこにいるかはあんまり把握してない。そんなふわっとした状態でコートに立ってた時期が、自分にも長かったです。
でも先週の練習で、初めてちゃんと「噛み合った」感覚を味わえて。あれが嬉しくて、どこかに書き残したくなってこの記事を書いてます。
いつもの練習試合、いつもと違う空気
一緒に組んでいるのは、同じテニスサークルの田中さん(仮名)。年齢も近くて、レベルも似たり寄ったり。ダブルスを組むようになってもう半年以上経つんだけど、なんとなくパターンが決まってきちゃってて、マンネリぎみだったんですよね。
で、その日は練習前にちょっとだけ「ポジションをもっと意識してみよう」って話をしたんです。大した作戦でもなんでもなくて、「前衛がポーチに出たら、後衛が真ん中カバーする」っていう、教科書に書いてあるような基本中の基本。
でもそれまで「わかってるつもり」でやってたのが、ちゃんと「意識してやろう」に変わった、ってだけで全然違いました。
「あ、来た」ってなった瞬間
試合の中盤、相手のリターンが甘く浮いてきたとき、田中さんがスッとポーチに飛び出したんです。
その瞬間、自分の足が自然にセンターに動いてた。「動こう」って考えたわけじゃなくて、なんかもう体が勝手に。
田中さんのポーチはネットにかかっちゃったんですが、それでも「あ、俺ちゃんとカバーに入れてたじゃん」ってなって。そのポイントは取れなかったけど、2人で動いてた感覚が確かにあった。
なんか、サッカーで言うと「スルーパスが通った瞬間」みたいな、あの「通じた!」ってやつに近いのかなと思います。テニスやってる人なら、わかってもらえると思うんですけど。
そのあともう一回、今度は逆パターンで自分がポーチに出たとき、田中さんがちゃんとセンター寄りに下がってくれてた。その場面はちゃんとポイントが取れて、2人で「おっ」ってなりました。声には出さなかったけど、お互いニヤってしてた(笑)。
なんで急にできるようになったのか、考えてみた
帰り道でちょっと考えてたんですけど、たぶん大事だったのは「事前に一言話しておいた」ってことなんだと思います。
「ポーチに出たらカバーよろしく」って口で言うだけで、パートナーの動きがちょっと予測しやすくなる。それだけで自分の体の準備が変わってくる感じがして。
テニスの技術とかフォームとかって、練習しないと上手くならないじゃないですか。でも連携って、意識と会話だけでけっこう変わる部分があるんだなーと実感しました。
あと、田中さんと組んで半年の積み重ねもきっとあって。なんとなく「こういう場面でこの人はこう動く」っていうのが、言語化できてないだけでちゃんと蓄積されてたのかも。
それが「意識する」っていうトリガーで、ちゃんと使えるようになった感じ。
ダブルスってやっぱり面白い
自分、どちらかというとシングルス派だったんですよ。自分のペースで打てるし、ミスっても誰かのせいにならないし。
ダブルスって、パートナーに迷惑かけたくないプレッシャーがあってちょっと苦手意識があったんですよね。自分のミスで相手のポイントになると、田中さんに申し訳ないなってなっちゃうし。
でもあの「噛み合った」感覚を一度味わったら、なんかちょっと変わりました。2人でひとつのプレーを作れる面白さって、シングルスにはない感覚なんだなって。
1人じゃ絶対に味わえないやつ。
次の練習では、もう少しポジションの話を練習前にちゃんとしようと思ってます。「こういう状況のときはこう動く」みたいなのを、2、3パターン決めておくだけでもかなり変わりそう。
それと、田中さんにも今回の話をちゃんとしたいな。「あのとき良かったよね」って言えたら、次につながる気がするので。
なんか急に上手くなった感じがして、テニスが楽しくなってきた週末でした。また何かあったら書きます〜。

中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。