冬キャンプに初挑戦!寒さと戦いながら学んだリアルな体験記

正直に言うと、冬にわざわざ外で泊まるなんて正気じゃないと思ってた。でも友人に「冬キャンプって空気が澄んでて最高なんだよ」と半年以上言い続けられて、ついに折れた。2026年の1月、人生初の冬キャンプに挑戦することになったわけだ。行き先は長野県の某キャンプ場。気温は夜間マイナス8度の予報。準備不足のまま飛び込んだそのキャンプは、笑えるくらい大変で、でも信じられないくらい最高だった。その一部始終を包み隠さず書いていこうと思う。

出発前の準備:「なんとかなるでしょ」が命取りになりかけた

夏キャンプを何度か経験していたから、正直ちょっと舐めてた。テントもシュラフも持ってる、椅子もテーブルもある。「あとは重ね着すれば大丈夫じゃないか?」と思ってたんだけど、これが大間違いだった。

出発の3日前に慌てて調べ始めたら、冬キャンプには冬用シュラフ(寝袋)が必須だということを初めて知った。自分が持っていたのは夏用の薄いやつで、快適使用温度は15度。マイナス8度の環境で使ったら最悪凍えて眠れなくなるレベルだ。急いでアウトドアショップに駆け込んで、快適使用温度がマイナス15度対応のシュラフをレンタルした。

もう一つ見落としてたのがテントのグランドシートだ。地面からの冷気が想像以上に体を冷やすと聞いて、銀マットを2枚重ねで持っていくことにした。この判断は後で「持ってきてよかった」と心の底から思うことになる。防寒グッズの準備って、やるかやらないかで体験の質がまるで変わる。冬キャンプをなめてた自分に反省。

設営タイム:手がかじかんで何もできない問題

キャンプ場に到着したのは昼の2時ごろ。まだ明るいし気温も5度くらいで「あれ、思ったより平気かも」なんて思ってた。でもテントを設営し始めた途端に現実を知ることになった。

ペグを地面に打ち込もうとしたら、土が凍っていてなかなか刺さらない。ハンマーを何度も振り下ろしてようやく入っていく感じだ。そして10分も作業していると、手袋を外した指先が感覚をなくし始める。インナーグローブを使いながら作業するんだけど、細かい作業は難しいし、何度も「ちょっと待って」と手を温める時間が必要になった。

夏なら30分で終わる設営が、この日は1時間以上かかった。同行した友人は慣れていたので手際よく動いていたが、自分はもたつきっぱなし。冬キャンプでは設営はなるべく早い時間に始めるのが鉄則だと教わった。日が沈むと気温が一気に下がるから、明るいうちに全部終わらせておくのが大事らしい。次回は到着時間を早める計画を立てようと心に誓った。

夜の焚き火:これのためだけに来てもいいと思った

設営が終わり、日が暮れ始めたころに焚き火をスタートさせた。これがもう、言葉にならないくらいよかった。

冬の夜の空気って独特で、音がほとんどない。虫もいないし、風もほぼなかった。焚き火の木が爆ぜる「パチッ」という音と、炎がゆらゆら揺れる光だけがそこにある。見上げると星がバカみたいにたくさん見えて、天の川もはっきりわかった。「冬キャンプって空気が澄んでて最高」と友人が言い続けていた意味を、ここで初めて理解した。

焚き火を囲みながら熱燗を飲んで、ウインナーを焼いて食べる。体は冷えているのに、内側からじんわり温まっていく感覚がたまらない。焚き火の暖かさは夏より冬のほうが何倍も身にしみる。これは体験した人にしかわからないと思う。焚き火の前から離れたくなくて、気づいたら夜中の1時になっていた。

就寝タイム:シュラフの選択がすべてを決める

テントに入ったときの気温はマイナス6度。外はもちろん、テント内もかなり冷えていた。銀マットを2枚重ねにして、その上にシュラフを広げて潜り込む。最初の5分は「寒い、やっぱり無理かも」と思ったけど、シュラフが体温で温まってくるとだんだん快適になってきた。

レンタルしたマイナス15度対応のシュラフは本当に優秀で、寒くて眠れないということはなかった。むしろ途中で暑くて目が覚めたくらいだ。ただ、トイレに起きたときにシュラフから出るのが地獄だった。一瞬でシュラフ内の温かさが逃げていくあの感覚、二度と経験したくないと思いながらも、これが冬キャンプの醍醐味でもある気がした。

朝5時ごろ目が覚めると、テントの内側に結露が凍りついていた。息が白くて、シュラフから顔を出すのが惜しい。それでも外に出てみると、霜が降りた草と、朝焼けのオレンジ色が広がっていて、思わず「来てよかった」と声が出た。冬の朝の景色は夏では絶対に見られないものだと実感した瞬間だった。

撤収と帰り道:片付けも一苦労、でも達成感がすごい

朝ごはんにインスタントラーメンを作って食べた後、撤収作業に取りかかった。これがまた大変で、テントが夜露と霜で少し湿っているし、ペグは凍った地面に固定されていてなかなか抜けない。手が冷えるのは設営のときと同じで、インナーグローブと厚手のアウターグローブを使い分けながら作業を進めた。

全部片付けて車に積み込んだとき、なんとも言えない達成感があった。「マイナスの気温の中でテント泊したぞ」という事実が、じわじわと誇らしい気持ちになってくる。友人が「冬キャンプをやった人は一段上のキャンパーになれる」と言っていたけど、その意味がわかった気がした。

帰り道に立ち寄った温泉がもう最高で、冷えた体に染み渡るお湯の気持ちよさは普段の10倍だった。冬キャンプの後の温泉、これを楽しみにするためだけにまた来てもいいかもしれないと本気で思った。

初めての冬キャンプ、結論としては「最高だった、絶対また行く」の一言に尽きる。準備不足で焦ったし、寒さに何度もくじけそうになったけど、それを上回る体験が山ほどあった。星空、焚き火、朝焼け、温泉。夏キャンプとは全然違う魅力がある。次回はもう少しギアを揃えて、今度はソロで挑戦してみたいと思っている。冬キャンプを迷ってる人には「とりあえず行ってみろ」と言いたい。きっと想像の10倍、いい体験が待っているはずだ。

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