スノーボードの道具選びで本当に悩んだ話——初心者が沼にハマった記録
去年の秋ごろ、友達に誘われてスノーボードを始めることになった。「レンタルでいいじゃん」って思ってたんだけど、何度か滑るうちに「やっぱり自分の道具が欲しい」ってなってくるんだよね。で、いざ買おうとしたらこれが想像以上に大変で。板の種類、バインディング、ブーツ、ウェア……調べれば調べるほど迷って、気づいたら3週間くらい何も決められないままだった。そのときの悩みの記録を残しておこうと思う。同じように悩んでる人の参考になれば嬉しい。
まず「板の種類が多すぎる」という壁にぶつかった
スノーボードの板を調べ始めて最初に思ったのが、「種類多すぎだろ」ってこと。フリースタイル、フリーライド、グラトリ向け、カービング向け……同じ「板」なのにこんなに分類があるとは思ってなかった。
しかも形状まで違う。キャンバー、ロッカー、フラット、ハイブリッドって何?ってなって、そこから調べ直すはめに。キャンバーはカービングに向いてて反発が強い、ロッカーは初心者が扱いやすい、みたいな説明を読んでもいまいちピンとこなかった。
結局、ショップに行って店員さんに「初心者でゲレンデをフラフラ滑りたいだけです」って正直に言ったら、オールマウンテン系のロッカー形状が無難だよって教えてもらった。自分でどれだけ調べても出てこなかった答えが、10分の会話で出てきたのはちょっと拍子抜けだったけど、でもそれが一番正解だったと思う。
板のサイズ選びでもまた迷う
板の種類が決まったと思ったら、次はサイズ問題が待ってた。「身長から10〜15cm引いた長さが目安」みたいな情報はよく見るんだけど、体重によっても変わるし、スタイルによっても変わるって書いてあって、また混乱した。
自分は身長172cm、体重65kgくらいなんだけど、計算上は157〜162cmあたりが目安になる。でも「グラトリなら短め、カービングなら長め」みたいな話も出てきて、自分がどっちをやりたいのかもまだ決まってないのに選べるわけがない。
ショップで試しに持ってみて、158cmの板を実際に足元に当ててみたときにしっくりきた感じがした。結局、数字だけで決めるより実物を見て感じるのが大事なんだと気づいた。ネットで完結しようとしすぎてたのが失敗だったかもしれない。
バインディングとブーツの相性問題が一番きつかった
板が決まればあとは早いかと思ったら全然そんなことなかった。バインディングとブーツの相性問題が意外と厄介だった。
バインディングはディスクの規格(4×4とか2×4とか)があって、板との互換性を確認しないといけない。これ知らないで板だけ買ってたら後悔してたと思う。さらにバインディングとブーツのサイズ感も合わせないといけなくて、ブーツのソール幅がバインディングのベースに収まるかどうかもチェックポイントらしい。
ブーツ選びでは、フレックス(硬さ)が初心者には柔らかめがおすすめって聞いて、実際に試し履きしに行った。スノーボードのブーツって普通のスニーカーと感覚が全然違くて、「これで合ってるのか?」ってなりながら何足も履いた。最終的に足首がしっかり固定されつつ痛くないものを選んだんだけど、試し履きに1時間以上かかった。
ウェア選びは楽しかったけど予算オーバーしかけた
道具系の悩みが落ち着いてきたころ、ウェアを選ぶ段階に入った。ここは正直、楽しかった。見た目で選べる部分が大きいし、機能面の差もわかりやすかったから。
ただ、ちゃんとしたウェアって結構高い。防水透湿性能の数値(耐水圧・透湿性)で品質が変わってくるんだけど、耐水圧10,000mm以上・透湿性8,000g以上あれば初心者には十分って情報を見てそこを基準にした。
問題は予算。板・バインディング・ブーツで予算の大半を使ってしまってて、ウェアにかけられるお金がギリギリになってた。最終的にセールで見つけたブランドのジャケットとパンツのセットで妥協したんだけど、実際に着て滑ってみたら全然問題なかった。最初から全部ハイエンドで揃えなくていいって身をもって知った。
一式揃えてみてわかったこと
全部揃えるのに結局1か月以上かかった。トータルの費用もざっくり計算してたより1.5倍くらいになってしまった。でも後悔はしていない。
一番の気づきは、ネットの情報だけで完結しようとするのは限界があるってこと。スペックの数字や他人のレビューは参考になるけど、自分の体格や感覚に合うかどうかは実際に触れてみないとわからない。特にブーツと板は絶対に試しに行った方がいいと思う。
あと、初心者のうちは全部を完璧に揃えようとしなくていい。ウェアはレンタルを使いながら少しずつ買い揃えるのも全然アリだと思う。最初のシーズンを終えてから「自分にはこっちのスタイルが合ってる」って気づくこともあるし、焦って買わなくてよかった部分もあった。
今シーズンはようやく自分の道具で滑れる。あれだけ悩んだ甲斐があるかどうかは、雪の上に立ってみてからのお楽しみだ。これからスノーボードの道具を揃えようとしてる人には、「まずショップに行って話を聞いてみる」ことを強くすすめたい。調べ物で疲弊する前に、プロの一言でスッキリすることが多いから。長い道のりだったけど、振り返るとそれも含めて楽しかったと思う。来シーズンはもう少しスムーズに買い物できそうな気がしてる。
中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。