温泉旅行でリフレッシュ!疲れ切った体と心を箱根で完全回復した話
正直、もう限界だった。仕事が立て込んで、毎日終電で帰る生活が2ヶ月近く続いて、休日も頭の中が仕事のことでいっぱい。「このままじゃまずいな」と思ったのが、先月のある土曜日の朝。布団から出られなくて、ぼーっと天井を見てたときに、ふと「温泉に行こう」という言葉が頭に浮かんだ。深く考えずに箱根行きの宿を予約して、次の週末にひとりで飛び出した。その旅が、思いのほか最高だったという話をしたいと思う。
新宿から1時間ちょっと、それだけで別世界に着く
箱根って、東京から近いのは知ってたけど、実際に乗ってみると「え、もう着くの?」ってなるくらいのアクセスの良さだった。新宿から小田急ロマンスカーに乗って、ぼーっと車窓を眺めてたら1時間ちょっとで箱根湯本に到着。都市の喧騒が消えて、緑と川の音が広がる空間に出たとき、体の力がすっと抜けた感じがした。
駅前の雰囲気もよくて、温泉まんじゅうを売ってる店や、古い旅館が並んでる通りを歩いてるだけで気持ちがほぐれてくる。日常から切り離された感覚って、距離じゃなくて「環境の変化」で生まれるんだなと改めて思った。旅の始まりから、もうそこそこ満足してたくらいだ。
宿のお風呂が想像の5倍よかった
今回泊まった宿は、大浴場と露天風呂がついた中規模の旅館。決め手は「かけ流しの温泉」という一言だった。チェックインして部屋に荷物を置いたら、すぐに大浴場に直行した。
脱衣所に入った瞬間から漂う硫黄のにおい。浴槽に足をつけたときの「あ、本物だ」という感覚。お湯がトロトロしてて、肌に吸い付くような感触がある。かけ流しの温泉は、循環式とは全然違う。これを体験したら、スーパー銭湯じゃ満足できなくなるかもしれないと思った。露天風呂は夜と朝の2回入ったけど、特に朝の露天が最高で、山の緑を眺めながら湯に浸かってる時間は、何も考えなくていい、本当に何も考えなかった。ただ気持ちよかった。
ひとり旅だからこそできた、自分だけのペース
今回は完全にひとり旅だったから、スケジュールが完全に自由だった。誰かに合わせる必要がないって、こんなに気楽なのかと思った。お腹が空いたら食べて、眠くなったら寝て、気が向いたら散歩する。それだけ。
昼ご飯は駅近くの蕎麦屋で、鴨汁せいろをひとりで食べた。観光スポットの芦ノ湖も、地図も見ずにぶらぶら歩いて気づいたら着いてた感じ。予定を詰め込まないことが、旅の一番のポイントだと思う。特に疲れてるときは、「○時にここ、次は□時に△△」みたいなスケジュールが逆にストレスになる。ゆるく動く旅が、今の自分には完璧にフィットしてた。
夜ご飯と部屋食という選択肢の正解
旅館の夕食は部屋食にした。最初は「ひとりで部屋食ってちょっと寂しいかな」と思ってたけど、全然そんなことなかった。むしろ最高だった。広縁に座って、窓の外を眺めながら、静かにお酒を飲んで料理を食べる時間が、一番「休んでる」感があった。
料理は地のものを使った懐石風の料理で、小鍋や刺身、地野菜の天ぷらなんかが少しずつ出てきた。量より質を重視したコースで、最後まで飽きずに楽しめた。仕事中はコンビニ飯や早食いが当たり前になってたから、ちゃんと座ってゆっくり食事をするという行為自体が、すごく贅沢に感じた。食べることって、本来こういうもんだよなと思い出した夜だった。
帰り道に気づいた、旅の本当の効果
チェックアウトして帰りのロマンスカーに乗ったとき、「あ、体が軽い」と気づいた。肩こりがひどかったのに、それがほとんどなくなってた。頭の中もすっきりしてて、ぼんやりしてた仕事の課題に対して、なぜかアイデアが浮かんできた。温泉の効能だけじゃなくて、日常を離れて「何もしない時間」を持つこと自体が、頭と体のリセットになってたんだと思う。旅行って、観光地を巡ることだと思ってたけど、目的を「回復」に絞るだけで、これほど効果が変わるとは思わなかった。
今回の箱根ひとり温泉旅行は、本当に行ってよかった。「旅行はがっつり計画して楽しむもの」という固定観念を外して、ただのんびりしに行くだけでも十分すぎる価値があると分かった。特に疲れてる人、休みたいのに休んだ気がしない人に、温泉旅行という選択肢を強くすすめたい。遠くじゃなくていい、一泊でいい、計画が雑でもいい。とにかく日常から体ごと抜け出すこと、それだけで人ってけっこう回復できるんだと思う。次は冬に、雪見の露天風呂を狙いに行こうと密かに計画してる。
中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。