名作映画「ショーシャンクの空に」を久しぶりに見直したら、また泣いた話
先週の休日、特にやることもなくてぼーっとしていたら、急に「あの映画もう一回見たいな」って気持ちになった。選んだのは「ショーシャンクの空に」。たぶん人生で4〜5回は見ているはずなのに、またしても最後は号泣してしまった。何度見ても色あせない映画って本当にすごいと思う。今回はその感想をざっくりまとめてみたい。
久しぶりに見たきっかけ、正直なところ
最近、新しい映画ばかり追いかけていて、なんとなく「見た気になっているだけで何も残っていない」感覚があった。映画を消費している感じというか、見終わった次の日にはもうストーリーをほとんど覚えていない、みたいな状態が続いていたんだよね。
そういうタイミングに限って、ふと「あの映画は本当によかったな」って思い出す作品がある。自分にとってそれが「ショーシャンクの空に」だった。1994年公開の映画で、スティーヴン・キング原作、フランク・ダラボン監督の作品。無実の罪で刑務所に送られた男の話なんだけど、単なる脱獄ものじゃなくて、人間の希望と尊厳を描いた映画だと思っている。
久しぶりに見ようと思ったのは、「また感動したい」というよりも、「自分が今どう感じるか確かめたい」という気持ちが強かった気がする。
子どものころと見え方が全然違う、という発見
初めてこの映画を見たのは中学生くらいだったと思う。当時は「主人公がすごく賢くてかっこいい」というシンプルな印象が強かった。アンディが刑務所の中でも自分らしさを失わず、着々と計画を進めていく姿がただただかっこよかった。
でも今回見て気づいたのは、レッド(モーガン・フリーマン)の視点がこんなに重要だったのか、ということ。長年刑務所にいたことで「社会に適応できない自分」に慣れきってしまったレッドの心情が、今の自分にはすごくリアルに刺さった。変化を恐れること、慣れた場所にしがみつくこと。これって刑務所に限った話じゃないよな、と思って。
年齢を重ねると見える景色が変わるって、映画でも本当にあるんだなと実感した。
名セリフの重みが、今になってやっとわかった気がする
この映画には語り継がれる名セリフがたくさんある。その中でも今回いちばん刺さったのは、アンディが言う「希望は最もよいもの、そして最良のものは永遠に失われない」というセリフだ。
若いころは「いい言葉だな」くらいにしか思っていなかった。でも今は、この言葉の重さが体に染みてくる感じがした。希望を持ち続けることって、実は簡単じゃない。日常の中でじわじわと諦めグセがついてきて、「まあそんなもんか」って思うようになっていく。そのプロセスを自分自身も経験してきたからこそ、「それでも希望を持て」というメッセージが今回は本当に胸に響いた。
名作と呼ばれる映画には、見る人の状況や年齢によって違う意味を持つセリフがある。そこが本当にすごいと思う部分だ。
映像と音楽の完成度を改めて実感した
ストーリーや演技ばかりに目がいきがちだけど、今回は映像と音楽の質の高さにも改めて気づいた。特に印象的なのは、アンディが刑務所のスピーカーから勝手にオペラを流すシーン。あの場面の光の使い方、囚人たちが空を見上げる表情、そして音楽の重なり方。何度見てもあそこは鳥肌が立つ。
音楽を担当したのはトーマス・ニューマンで、ピアノとストリングスを中心にしたサウンドトラックがこれまた絶品だ。映画を見た後にサントラだけ聴いても、シーンが浮かんでくる。それくらい映像と音楽が一体になっている。
最近の映画はCGや派手な演出が目立つものが多いけど、ショーシャンクのような「映像と音と演技だけで語る映画」の強さを今回また実感した。こういう映画を作れる時代だったことが羨ましいとすら思う。
「何度でも見られる映画」って自分の中に何本あるだろう
今回ショーシャンクを見直して、「名作映画を見直す時間」って思ったより大事だなと気づいた。新しい映画を追いかけることも楽しいけど、自分の好きな映画を年に一度くらいのペースで見直すのも、なんか豊かな時間の使い方だと思う。
自分の「何度でも見られる映画リスト」を作ってみたくなった。ショーシャンクの他にも、「フォレスト・ガンプ」「レオン」「グッド・ウィル・ハンティング」あたりは確実に入る。人生のフェーズが変わるたびに見返したい映画って、自分だけの財産みたいなものだと思っている。
というわけで、久しぶりに見たショーシャンクの感想でした。もし「最近感動できていないな」「映画を見ても何も残らないな」と感じている人がいたら、新作より先に好きな名作を見直してみてほしい。きっと今の自分にしか気づけない何かを見つけられると思う。次は「グッド・ウィル・ハンティング」を見直す予定なので、またその感想も書いてみたい。
中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。