
冬キャンプに初挑戦した体験記
「冬キャンプは別世界だ」と聞いていたけど、寒さが苦手だったから長い間避けていた。でも先冬、仲の良いキャンパー仲間に「一回来てみなよ」と誘われてしまい、覚悟を決めて冬キャンプデビューをした。
出発前の装備準備が今までで一番大変だった
冬キャンプで一番重要なのが寝袋と防寒着だ。マイナス対応のシュラフを用意したし、ウールのベースレイヤーと中綿のダウンジャケットを持参した。
さらに湯たんぽとカイロを複数、ホッカイロも念のため持った。荷物がいつもの1.5倍になった。冬キャンプの半分は準備で決まると後からよくわかった。準備を怠ると命に関わるから、いい加減にできない。
現地に着いて驚いたのは空気の澄み方
キャンプ場に着いたのは昼過ぎ。まず空気が違った。透明度が高くて、遠くの山がくっきり見える。夏や秋のキャンプより視界が澄んでいる。
設営は手がかじかんで大変だったけど、無事にテントが立ったときの達成感もいつもより大きかった。寒いからこそ、一つ一つの作業の重みが増す感じがする。
焚き火の価値が全然違った
焚き火はキャンプの定番だけど、冬の焚き火は特別だ。火の温かさを全身で感じる必要性があるから、火への依存度が高い。夏は「あったらいい」焚き火が、冬は「なくては困る」存在になる。
手を炎に近づけると、じわっと温かさが広がる。その感触が、冬のキャンプにしかない体験だと思った。火のありがたさは夏より冬の方が100倍わかる。
夜空が別格だった
夜9時ごろにテントの外に出たら、星が降るように見えた。空気が澄んでいるから、夏のキャンプとは別次元の星空だった。
寒いから長くは外にいられないけど、5分間だけ空を見上げた。天の川が見えた。スマホを取り出す気にならなかったし、取り出しても再現できないと思った。この景色は現地でしか味わえない。
翌朝が最高のご褒美だった
一番の誤算だったのが、夜は思ったより寒くなかったこと。準備がしっかりしていたから、シュラフの中は快適で、ぐっすり眠れた。
朝6時に目が覚めて外に出ると、霜が降りていた。テントの周りが白く覆われていて、朝日に輝いている。コーヒーを沸かして、その景色を眺めた。これが冬キャンプの本当のご褒美だと思った。
今年の冬もまた行く予定。次はもっと寒い標高の高いキャンプ場に行ってみたい。
中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。