手作りお菓子に初挑戦した体験記——失敗も笑いも全部ひっくるめてやってみた話

先週末、ずっとやってみたかった手作りお菓子にとうとう挑戦した。きっかけは些細なことで、友達がSNSにアップしていたバターケーキの写真がめちゃくちゃ美味しそうで、「これ自分でも作れるんじゃないか」と思ったのがすべての始まりだった。普段お菓子作りなんてほとんどしたことがない自分が、材料を買い揃えるところから始めて、どんな体験をしたのかを今日はそのまま正直に書いていこうと思う。うまくいったことも、盛大に失敗したことも含めて。

まず材料を揃えるところで思った以上に時間がかかった

レシピを見た瞬間、「薄力粉、バター、卵、砂糖……なんだ、シンプルじゃないか」と軽く考えていた。ところがスーパーに行ってみると、薄力粉だけで何種類もあることに気がついてちょっと困った。ケーキ用の薄力粉があるのかどうかも分からなかったし、バターも有塩と無塩があって、どっちを使えばいいのかレシピをよく読み返すはめになった。答えは無塩バターだったんだけど、それに気づくまでに売り場で5分くらい立ち尽くしていた気がする。

あと地味に困ったのが「型」で、バットみたいなパウンドケーキの型を持っていなかったから、それも買うことになった。100均で売っているシリコン製のものを選んだんだけど、これが後々ちょっとした問題を起こす。まあそれは後述するとして、材料を揃えるだけで小一時間かかったのはちょっとした誤算だった。お菓子作りって、作る前からすでに体力を使うものなんだと初めて知った。

生地を混ぜる工程が想像の10倍たいへんだった

家に帰って、いよいよ本番。バターを常温に戻して砂糖と混ぜるところから始まるんだけど、ハンドミキサーを持っていないので泡立て器で手動でやった。これがとにかくしんどかった。レシピには「白っぽくなるまでしっかり混ぜてください」と書いてあったんだけど、5分混ぜても10分混ぜても、なかなか「白っぽい」状態にたどり着かない。腕がじんじんしてくるし、バターはボウルの縁に飛び散るしで、ちょっと心が折れかけた。

それでも諦めずに混ぜ続けたら、だんだんクリーム状になってきて、「あ、これが白っぽいってことか」と気づいた瞬間はちょっと感動した。卵を少しずつ加えて混ぜる工程も、一気に入れると分離するという情報をレシピで読んでいたから、ビビりながら慎重にやった。ここは失敗しなかった。後で思い返すと、この丁寧さが仕上がりに意外と影響していたと思う。

オーブンに入れてからが意外と長くてそわそわした

生地をなんとか型に流し込んで、オーブンへ。設定温度は170度で焼き時間は40分。この40分がとにかく長かった。オーブンのガラス越しにずっと覗き込んで、「ちゃんと膨らんでるか」「焦げてないか」を確認し続けた。15分くらい経ったところで表面がぷっくり膨らみ始めて、それを見たときは思わず「おお」と声が出た。

ただ、ここで問題が発生した。100均のシリコン型が少し小さかったのか、生地が型からあふれそうになってしまったのだ。慌ててオーブンの下段にアルミホイルを敷いたけど、少しこぼれてしまってオーブンの中が軽くカオスな状態になった。型のサイズ選びはほんとうに大事だと痛感した瞬間だった。これは次回への大きな教訓として心に刻んだ。

完成したケーキを食べたときの感動はちゃんとあった

焼き上がったケーキを型から取り出して、粗熱が取れるまで待った。これもじれったかったけど、温かいうちに切ると崩れると聞いていたから我慢した。完全に冷めてから包丁で切ってみると、断面はちゃんとしっとりしていて、パウンドケーキらしい黄色い色をしていた。見た目だけでいえば、なんとか「それっぽいもの」に仕上がっていた。

食べてみると、バターの香りがふわっとして、甘さも思ったよりしつこくない。市販のものと比べるとちょっと密度が高い気がしたけど、これはこれで悪くないと思った。むしろ「自分で作った」という事実が、味を2割増しくらいにしてくれている感覚があった。手作りの達成感って、こういうことなんだと素直に思えた。失敗もあったけど、全体的には大満足な体験だった。

お菓子作りを通じて気づいたこと

今回初めてちゃんとした手作りお菓子に挑戦してみて、いくつか気づいたことがある。まず、お菓子作りは「なんとなく」でやると確実に失敗するということ。計量がいい加減だと生地のバランスが崩れるし、温度管理も思ったよりシビアだった。ゆるくやろうとして途中で崩れるのが、お菓子作りの一番のあるあるなんじゃないかと思う。

それから、道具の重要さも実感した。ハンドミキサーがあればあの地獄の手動混ぜ作業は半分以下の時間で済んだはずだし、ちゃんとしたパウンドケーキ型があればオーブンのカオスも起きなかった。最初から道具を揃えることへの抵抗感があったけど、道具への投資はお菓子作りの成功率を大きく上げると今は確信している。次回はハンドミキサーと専用の型を揃えてからリベンジしたい。

初めての手作りお菓子体験は、想像よりずっとたいへんで、それ以上に楽しかった。失敗した部分も含めて、全部ひっくるめて「やってよかった」と思える体験だったのが正直なところだ。次は少し難易度を上げて、チョコレートブラウニーかタルトに挑戦しようと考えている。うまくいったらまたここに書くつもりなので、もし同じように「自分にもできるかな」と思っている人がいたら、ぜひ一緒に挑戦してみてほしい。思い切って始めてみる価値は、絶対にあると思う。

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