
マラソン大会に参加して学んだこと
マラソン大会に出てみた。ハーフマラソン(21km)で、普段はジョギングを週2〜3回するくらいで、長距離の大会は初めての経験だった。完走できるか不安もあったけど、終わってみればタイムより得たものの方がずっと大きかった。
スタート前の雰囲気が独特だった
数千人が集まるスタートエリアは、独特の熱気があった。ウォームアップしている人、友人と話している人、一人で耳にイヤホンを差して集中している人。いろんなランナーがいる。
スタートの号砲が鳴る直前の静けさと緊張感は、テニスの試合とはまた違う感覚だった。大勢の人と同じ目標に向かって同時に動き出す体験は、何とも言えない一体感がある。
10kmを過ぎると別の世界に入る
最初の5kmは気持ちよく走れた。景色が新鮮で、周りのランナーのペースに乗りやすい。でも10kmを過ぎたあたりから、脚が重くなってきた。
「やめたい」と思う気持ちと、「あと半分だ」という気持ちが交互に来る。このとき大事だったのがペースを落とすことを恐れないこと。最初のペースを守ろうとして後半崩れるより、意図的にペースを下げて完走を目指す方が正解だとわかった。
給水所のありがたさが身に染みた
普段のジョギングでは給水を意識しないけど、大会の長距離では全然違う。3km置きくらいに設置された給水所のありがたさが骨身に染みた。スポーツドリンクと水を交互に飲みながら、体に水分と糖分を入れていく感覚。
ボランティアの方が笑顔でコップを差し出してくれる。「ありがとうございます」と言いながら受け取るやり取りが、走り続ける力になった。
最後の2kmがいちばんきつかった
残り2kmの表示を見たとき、やっと終わりが見えた気がした。でもそこからが一番きつかった。足が動く気がしない、でもゴールは見えている。
沿道の声援が、このタイミングで初めてちゃんと聞こえた。途中は音楽を聞いていたけど、最後はイヤホンを外して「ガンバレ!」の声を耳で受け取りながら走った。人の声援は本当に脚を動かすと体感した。
ゴールした瞬間のことは忘れない
ゴールテープを切った瞬間、脚がガクっとなって立ち止まった。達成感というより、「終わった」という安堵の方が大きかった。でも少し経ってからじわじわと嬉しさが来た。
21kmを自分の脚で走ったという事実が残る。これはどんな形にも換えられない体験だと思った。来年はフルマラソンにエントリーしようと、ゴール直後に心に決めた。
中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。