【初ラウンド体験記】ゴルフコースデビューで味わった感動と洗礼のすべて
先月、ついにやってしまった。人生初のゴルフコースラウンドだ。練習場に通い始めてから約8ヶ月、「まだコースは早い」「もう少し打てるようになってから」とずっと言い訳し続けてきたんだけど、会社の先輩に半ば強引に誘われて、気づいたらティーグラウンドに立っていた。結論から言うと、想像をはるかに超えた体験だった。楽しさも、恥ずかしさも、悔しさも、全部ひっくるめて最高だったと思う。同じように「コースデビューを迷っている」人に届けば嬉しいので、リアルな体験をそのまま書き残しておく。
コースに着いた瞬間から空気が違った
当日は埼玉県内のゴルフ場に朝7時集合だった。駐車場に車を停めてクラブバッグを下ろした瞬間、なんか独特の緊張感が走った。練習場とは全然違う。広大な芝のフェアウェイが視界に広がって、「ああ、ここで打つのか」ってリアルに実感した瞬間だ。
クラブハウスに入ると、受付でのやり取りやシューズへの履き替え、ロッカーの使い方など、知らないマナーが次々と登場した。先輩が横でフォローしてくれたのでなんとかなったけど、一人だったら完全に詰んでいたと思う。ゴルフ場のクラブハウスマナーは事前に調べておくことを強くすすめる。着替え室の使い方やスタート前の流れを頭に入れておくだけで、かなり余裕が生まれるはずだ。
カートに乗り込んでスタートホールへ移動する時間も、妙にテンションが上がった。練習場のマットの上でボールを打ち続けてきた日々が、ここにつながっているんだという感覚があった。
1打目の緊張感はヤバかった
ティーグラウンドに立って、ボールをティーに刺して、アドレスを取った。その瞬間、頭の中が真っ白になった。練習場でやってきたこと全部が、ごっそり抜け落ちていく感じ。同伴者3人の視線を背中に受けながら、ドライバーを振り上げた。
結果は、フェアウェイ左の林方向へのチーピン。距離は150ヤードくらいか。練習では200ヤード近く飛ばせていたのに、コースに出た途端この体たらくだ。でも先輩たちは「ナイスショット!」と声をかけてくれた。あれはうれしかった。
コースでの1打目は、どんなにうまい人でも緊張するらしい。それを聞いてちょっと救われた気持ちになった。ゴルフって、打った後に仲間と「あ〜!」とか「惜しい!」とか言い合える、あのコミュニケーションがあるから楽しいんだなって、1打目のミスショットで早くも気づかされた。
コースと練習場の「差」に打ちのめされた
2ホール目あたりから、練習場とコースの根本的な違いに気づき始めた。練習場は平らで、距離の目安もあって、ボールも同じ場所から打つ。でもコースは違う。傾斜あり、風あり、砂あり、ラフあり、とにかくライが毎回違う。
特にやられたのがバンカーだ。初めて入った瞬間「ここどうやって打つんだっけ」と頭がフリーズした。練習場でバンカーショットの練習ができる場所に行ったことがなかったから、ほぼぶっつけ本番状態。案の定3打かかってようやく脱出した。
あと、アプローチとパターの重要性をこれでもかというほど思い知らされた。グリーン周りで何打も叩いてしまって、ドライバーはそこそこ飛んでもスコアが全然まとまらない。「ゴルフは100ヤード以内が勝負」という言葉の意味を、体で理解した1日だった。ショートゲームの練習をもっと積まないとダメだとはっきりわかった。
スコアはぐちゃぐちゃでも、楽しさは本物だった
トータルスコアは18ホールで138。パーが72のコースだから、66オーバーというひどい数字だ。1ホールで10打以上叩いたホールも複数あった。でも、不思議なことに全然落ち込まなかった。むしろ、めちゃくちゃ楽しかった。
コースを歩きながら、自然の中にいる気持ちよさってこんな感じかと思った。芝の匂い、空の広さ、風の感触。打ちっぱなし練習場では絶対に味わえない感覚だ。それだけで「来てよかった」と思えた。
あとは仲間との会話が弾んだこと。ショットの良し悪しに一喜一憂して、ナイスショットを褒め合って、ミスを笑い飛ばして。あの4〜5時間はすごく濃密な時間だったと思う。ゴルフの魅力はスコアだけじゃない、というのを身をもって実感した。うまくなくても、コースに出る価値は十分にある。
初ラウンドを終えて変わった練習への向き合い方
コースから帰った翌週、練習場に行ったら意識がガラッと変わっていた。以前は「とにかくドライバーを遠くに飛ばしたい」という感じで練習していたけど、今はアプローチとアイアンの精度を上げることを最優先に考えるようになった。コースでどんな場面が難しかったかが明確にわかったから、練習の目的が具体的になった感じだ。
また、ラウンド中にコースマネジメントの大切さも感じた。無謀に攻めてOBやバンカーに入れて大叩きするより、刻んでボギーやダボを狙う方がスコアはまとまる。頭を使って攻略するゲームなんだということが、コースに出て初めて本当にわかった。
次のラウンドまでに100切りを目標にする気は今のところない。まずは「18ホールを楽しんで回りきれるようになること」が当面の目標だ。焦らずじっくり、でも定期的にコースに出て経験を積んでいこうと思っている。
ゴルフのコースデビューは、正直「もっと早く出ればよかった」と思うくらい最高の体験だった。練習場だけで腕を磨こうとしていた自分が少しもったいなかったと感じている。うまくなくてもいい、恥ずかしくてもいい。まずコースに出てみることで見えてくるものが絶対にある。迷っているなら、とりあえず一歩踏み出してみてほしい。ゴルフってこんなに楽しいスポーツだったんだと、きっと思えるはずだ。
中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。