
ピックルボールのルールを覚えるまでの道のり
ピックルボールを始めたとき、一番困ったのがルールだった。テニスやバドミントンのルールは知っているから、なんとなく似ているだろうと思っていたら、独自のルールがいくつかあって最初は混乱した。
特にキッチンのルール、サーブのルール、スコアの数え方あたりは最初に整理しておくべきだった。覚えるまでの試行錯誤を振り返ってみる。
一番つまずいたキッチンのルール
ピックルボールには「キッチン(ノンバレーゾーン)」と呼ばれるエリアがある。ネット際から3.5メートルほどの範囲で、このエリア内ではボールがバウンドしていない状態で打ってはいけない。
最初はこれを知らずに何度もキッチン内でボレーを打ってしまって、そのたびに相手から「それはキッチンだから」と指摘された。キッチンのルールはピックルボール最大の独自ルールで、このエリアへの入り方とボールの打ち方がゲームの核心になる。
サーブも独特だった
サーブはアンダーハンドで、腰より下から打たなければいけない。テニスのようなオーバーハンドサーブは使えない。しかも対角線のサービスボックスに入れる必要があって、テニスとは入れる方向が逆だったりする。
最初の数回は「アウトだ」と言われるたびに、どこに打てばいいのかわからなくなった。でも繰り返していくうちに自然と体が覚えてきた。サーブはアンダーハンド・腰より下・対角線の3点セットで覚えておけばOK。
スコアの数え方に慣れるまで
ピックルボールのスコアは「自チームのスコア・相手チームのスコア・サーバー番号」の3つで構成されている。「5-3-2」みたいに三つの数字でコールするので、最初は何が何だかわからなかった。
ダブルスの場合、各チームに2回のサーブ機会があるため、サーバー番号1と2が存在する。これを覚えるのに2週間くらいかかった。数字を3つ聞いたら「自分・相手・サーバー」と唱えるようにしたら少し楽になった。
実戦で覚えるのが一番早かった
ルールを読んで頭で理解するより、実際にプレーしながら都度確認していく方が圧倒的に早かった。間違えるたびに「なぜダメなのか」を聞くと記憶に残る。
ルールブックを読んで完全に理解してからコートに立つ必要はない。基本的なルールだけ把握して、あとはプレーしながら覚えるのがピックルボールにはちょうどいい。
ルールがわかると戦略が見えてくる
ルールを正確に理解したころから、試合の面白さが一段深くなった。キッチンの使い方、サービス権の管理、ポジション取りの意味が理解できてくる。
スポーツのルールって、ただの制約じゃなくて、ゲームの面白さを設計するためのものなんだと実感した。ルールを覚えてからがピックルボールの本当のスタートだと思う。

中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。