
スパイスカレー専門店に行ってみたら世界が変わった話
正直なところ、スパイスカレーをちゃんと食べたことがなかった。ルーカレーは大好きで、家でもよく作るし、チェーンのカレー屋にも行く。でもスパイスカレーって、なんか玄人っぽくてハードル高そうな印象があった。
友人に「一回行ってみなよ」と半ば強引に誘われて、近くの専門店に行ったのが先月のこと。そこで食べたカレーが、今まで知っていたカレーとは全然別物だった。
見た目がまずルーカレーと違う
運ばれてきたカレーは、ルーカレーのようなドロっとした見た目じゃなくて、さらっとしたスープ状のカレーだった。色も茶色じゃなくて、オレンジと赤の中間みたいな鮮やかな色。
副菜として小皿が3つついていて、それぞれ別の味付けの野菜や豆が盛られていた。スパイスカレーはカレーというよりもアジア料理の定食に近いかもしれない。
食べた瞬間に「これは違う」とわかった
一口食べた瞬間、風味の層が複雑だった。最初にクミンの香りが来て、次にコリアンダーのフローラルな感じ、そのあとにチリの辛さがじわっとくる。ルーカレーとは香りのベクトルが全然違う。
辛いんだけど刺激的な辛さで、食べ終わったあとも口の中に香りが残る。これが「スパイスカレーはくせになる」と言われる理由なんだと思った。
お店の人に解説してもらった
食べ終わってから店主さんに「どんなスパイスを使っているんですか?」と聞いてみた。丁寧に説明してくれて、クミン・コリアンダー・ターメリック・カルダモン・クローブなどを組み合わせているとのこと。
ルーカレーとの一番の違いは、市販のカレールーを使わずにスパイスを一から調合していること。だから店によって全然味が違うし、同じ素材でも全く別の料理になる。これが沼にハマる人が多い理由だと納得した。
翌日また行った
食べた翌日、なぜか昨日のカレーのことが頭から離れなかった。「もう一回食べたい」と思ったのは人生初だったかもしれない。結局翌日のランチも同じ店に行って、今度は別のカレーを頼んだ。
その店は毎日メニューが変わるタイプで、二日間で全然違う料理を食べた気分になった。スパイスカレーは同じ店でも毎回新鮮な発見がある。
次は自宅でスパイスカレーを作ってみる
気づいたら専門書を2冊買っていた。スパイスカレーは家でも作れるし、スパイスを揃えれば意外と手が届く料理らしい。失敗してもそれはそれで面白そうだから、次の週末にチャレンジしてみるつもり。
カレーにもこんな深い世界があったんだと気づかせてくれた一皿だった。食の好奇心って、こうやって広がっていくんだな。

中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。