草テニスの大会に初参加してみた話——緊張と発見だらけの一日
先週の日曜日、人生で初めて草テニスの大会に出てきた。友人に「一緒に出ようよ」と誘われたのがきっかけで、正直そんなに深く考えずに「まあいいか」くらいの気持ちでエントリーしたんだけど、当日はめちゃくちゃ緊張したし、学びも多くて、想像以上に濃い一日になった。同じように「草テニスの大会、興味あるけどどんな感じか分からない」って思ってる人の参考になればと思って、体験談を書き残しておく。
草テニスの大会ってそもそも何?参加前に調べたこと
まず「草テニス」って言葉自体、テニスをある程度やってる人じゃないとピンとこないかもしれない。簡単に言うと、プロや競技志向ではなく、趣味でテニスを楽しむ一般プレイヤーが集まって開く草の根的な大会のことだ。市民大会や地域の公園で開かれる非公認の大会がこれにあたる。
参加前にいろいろ調べてみると、レベルはピンキリで、初心者歓迎のものから中上級者向けのガチなものまで様々あることが分かった。今回エントリーしたのは「初中級者向け」と書いてあった地域の公園コートで開かれる大会。参加費は一人1500円で、ダブルスでの参加だった。申し込みはSNSのグループから連絡を取る形で、わりとアナログな雰囲気だったのが逆に親しみやすかった。ラケットやシューズは当然自前で、あとはウェアと飲み物を持参すればOKというシンプルな大会だった。
当日の朝——あの緊張感は独特だった
大会当日、集合時間は朝9時。前日からなんとなくそわそわして、当日は6時半に目が覚めた。別に試合経験がゼロってわけじゃないけど、知らない人たちと試合をするという状況が想像以上にプレッシャーだった。「ちゃんとラリーが続くだろうか」「サーブがネットしまくったらどうしよう」とか、余計なことばかり頭の中でぐるぐる。
会場に着くと、すでに10組くらいのペアが集まっていた。年齢層は幅広くて、20代っぽい人もいれば、50〜60代くらいのベテランっぽいオジサマたちもいた。みんなウォームアップしながら談笑していて、雰囲気はわりと和やか。運営の方が丁寧にトーナメント表を配ってくれて、試合の流れを説明してくれた。最初の試合まで30分くらいあったので、ペアの友人とコートでアップした。この時間のおかげで少し緊張がほぐれた気がする。
実際の試合——実力差よりも「経験差」を痛感した
1回戦の相手は同じく初中級と書いてあったけど、明らかに場慣れしている雰囲気だった。ウォームアップの動きからしてスムーズで、コートの立ち位置とか声の出し方とか、細かいところが全然違う。試合が始まると、技術どうこうよりも「どこに返せばいいか判断する速さ」がまるで違うことを痛感した。
自分たちは二人してボールを見てから動くのが遅くて、気づいたら相手のショットに振り回されてばかり。ゲームカウントは3-6で負けた。悔しいけど、「あー、こういうことか」という納得感もあった。技術を磨くより前に、まずダブルスとしての動き方——ポジショニングとか声かけとか——を練習しないといけないんだなと気づかされた。2回戦は別のペアと当たって、今度は競ったゲームになった。最終的には4-6で負けたけど、自分たちのラリーが続く場面も増えてきて、少しだけ手ごたえを感じた。
大会の空気感——思ってたより断然アットホームだった
試合以外の部分が、実は一番の収穫だったかもしれない。待ち時間に隣のコートを見ていると、初対面の参加者同士が普通に会話したり、ナイスショットを褒め合ったりしていて、殺伐とした空気が全然ない。勝ち負けよりも「テニス楽しもうぜ」という空気が会場全体にあった。
試合後に話しかけてくれた50代の方は、「最初はみんなそんなもんだよ」と笑いながら、ダブルスのポジションについて丁寧に教えてくれた。草テニスのコミュニティは横のつながりが生まれやすいというのは本当で、今日初めて会った人と普通に連絡先を交換した。次の大会も一緒に出ようという話まで出て、なんか不思議な温かさがあった。テニスサークルとはまた違う、緩くていい空気感だと思う。
初参加を終えて気づいた「草テニス大会あるある」と準備しておくべきこと
今回の経験を踏まえて、初めて草テニスの大会に出る人に伝えておきたいことをいくつかまとめておく。
まずラケットとシューズは事前にちゃんと確認しておくべきだ。自分はラケットのガットが少し緩んでいたのに気づかずに持っていって、試合中ずっと気になってしまった。大会前日には必ず道具の状態をチェックしたほうがいい。次に、飲み物は多めに持っていくこと。屋外だと思ったより消耗する。今回は500mlのペットボトル1本しか持っていかなくて、午後には干上がりそうになった。あと、タオルも2枚以上あると安心。
それと精神的な準備として、「上手くやろうとしすぎない」ことが大事だと思う。初参加なんだから、うまくいかなくて当たり前。それより、試合の中で何か一つでも「気づき」を持って帰れればOKくらいの気持ちでいたほうが、結果的に楽しめる。自分は緊張しすぎて最初の試合が終わるまで全然楽しめなかったのが少し後悔ポイントだ。
草テニスの大会、最初は「自分なんかが出ていいのかな」という気持ちがあったけど、終わってみれば本当に出てよかったと思っている。負け試合の悔しさも、見知らぬ人との会話も、全部ひっくるめて「テニスやってて良かったな」という気持ちになれた。次の大会はもう少しダブルスの動き方を勉強してから臨もうと思う。もし「草テニスの大会、気になってるけど踏み出せない」という人がいたら、ぜひ一歩踏み出してみてほしい。思ってる以上に気軽な空気の中でテニスを楽しめる場所だから。
中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。