何周も見てしまうドラマってある?繰り返し見たくなる理由を語ってみた
最近またやってしまった。「もう何回見てるんだろう」って自分でも苦笑いしながら、同じドラマを最初から再生してしまった。新しいドラマはどんどん配信されてるのに、なぜか手が伸びるのはいつも決まった作品だったりする。「何周もするドラマ」って、みんな絶対ひとつはあると思う。今日はそういう話をしたくて、キーボードを叩いている。何周もしてしまう理由とか、そういう作品に共通することとか、自分なりに考えてみた。
きっかけはたいてい「なんとなく」だった
何周目かに突入するとき、たいてい明確な理由があるわけじゃない。「なんか今日はあれが見たい気分だな」という、ふわっとした感覚がきっかけになることが多い。疲れて帰ってきた夜とか、休日の昼にだらだらしたいときとか。そういうときに新しいドラマを一から追うのはちょっとしんどくて、すでに結末を知っている安心感のある作品に手を伸ばしてしまう。
これって結構大事なポイントだと思っていて、「結末を知っているのに見る」というのはある意味、そのドラマへの信頼感の証明だと思う。初見のときのドキドキとはまた違う、落ち着いた楽しみ方ができるのが何周目かの醍醐味でもある。「あ、ここで伏線張ってたのか」とか「この表情、そういう意味だったのか」とか、1回目では気づけなかったことに気づける瞬間がたまらない。
何周もする作品には「引力」みたいなものがある
繰り返し見てしまうドラマって、共通して「引力」みたいなものがある気がする。ストーリーがおもしろいのはもちろんなんだけど、それだけじゃないんだよね。キャラクターに愛着があるとか、世界観が好きとか、音楽が刺さるとか、そういう要素が複合的に絡み合っている感じ。
特にキャラクターへの愛着は何周もするかどうかの大きな決め手だと思う。「この人のこと、もっと見ていたい」という気持ちが、また再生ボタンを押す理由になる。ストーリーを追うというよりは、キャラクターと一緒に時間を過ごすような感覚に近い。そういうドラマは、見終わったあとも「あの人たちは元気にしてるかな」って思えるくらい、存在が濃い。
2周目以降でわかること、変わること
1周目と2周目以降では、見え方がかなり変わってくる。1周目はどうしても「次何が起きるんだろう」という先への興味で引っ張られるけど、2周目以降はもっと「今この瞬間」を丁寧に見られるようになる。何気ない会話の中に仕込まれた伏線とか、主人公の微妙な表情の変化とか、BGMのタイミングとか。そういう細部に気づけると、作り手へのリスペクトが増す瞬間がある。
あとは自分のそのときの状況によって、感情移入する場面が変わるのも面白い。以前は何とも思わなかったセリフが、今の自分には刺さりまくる、みたいなことがある。ドラマは変わっていないのに、自分が変わったことで見え方が変わる。それって本当に不思議だし、豊かな体験だと思う。何周もするドラマがあること自体、自分の人生の変化を感じる指標にもなってたりする。
「何周もするドラマ」の選ばれ方には法則があるかも
いろいろ振り返ってみると、何周もしてしまうドラマには自分なりの法則があるような気がしてきた。まず、1話完結じゃなくて全体を通したストーリーラインがしっかりしていること。そして、登場人物の関係性がリアルで複雑であること。完璧な人間が出てくる話より、欠点だらけの人間たちがぶつかり合う話のほうが何度も見たくなる傾向がある。
それと、セリフのクオリティも重要だと気づいた。「このセリフ、また聞きたい」と思えるような言葉が詰まっているドラマは強い。名言と呼ばれるものじゃなくてもいい。「この言い方、好きだな」くらいの感覚でも、それが積み重なると作品全体への愛着になっていく。音楽も同じで、エンディング曲を聞くだけで泣けてくるドラマって、もはや体に染み込んでしまっている感じがする。
何周もするドラマがあることは、豊かさだと思う
コンテンツが溢れかえっている今の時代に、何度も同じものを見るって、ちょっともったいない気もする。でも最近は逆で、繰り返し見たくなる作品と出会えていること自体がすごく豊かなことだと思うようになった。新しいものをどんどん消費していくより、1つの作品を深く何度も味わうほうが、自分には合っているのかもしれない。
それに、何周も見ているドラマって、気づいたら「自分を語るときに欠かせない作品」になっていたりする。好きなドラマを聞かれたとき、真っ先に思い浮かぶあのタイトル。それが何周もしてきた証拠だったりする。
「また最初から見ようかな」という気持ちが湧いてくるドラマ、みんなにもきっとある。それはそのドラマが本当に好きだっていう、正直な気持ちの表れだと思う。新しい作品も大事にしつつ、たまには「あのドラマ、また見るか」って自分を甘やかしてみてほしい。そういう時間って、意外と心の充電になるから。自分はたぶんこれからも、同じ作品を何度でも見続けると思う。それでいいと思ってる。
中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。