ワインのペアリングを初めて本気で試してみた話

先週末、ふと「ちゃんとワインのペアリングってやつを試してみたいな」と思い立って、近所のスーパーとワインショップをハシゴしてきた。普段はなんとなく「赤ワインには肉でしょ」くらいの雑な認識しかなかったんだけど、いざ調べてみると奥が深すぎてびっくり。今回は実際にいくつかの組み合わせを試してみて感じたこと、気づいたことを正直に書いていこうと思う。ペアリング初心者の記録として、参考にしてもらえたら嬉しい。

そもそもペアリングって何なのかを改めて調べてみた

ペアリングって言葉、なんとなく「合わせること」くらいにしか思ってなかったけど、ちゃんと調べたら考え方がいくつかあることを知った。大きく分けると「似た者同士を合わせる」パターンと「対比させる」パターンがあるらしい。たとえば、濃いめの赤ワインにしっかり味のついた肉料理を合わせるのが前者で、酸味のある白ワインに脂っこい料理を合わせてさっぱりさせるのが後者。これだけ聞くと単純そうに見えるけど、実際に試すといろんな変数があって面白い。産地・品種・料理の調味料まで考え出すと、正直キリがないくらい組み合わせが存在する。とりあえず今回は「3種類のワインを用意して、それぞれに合いそうな料理を用意する」というシンプルな方法で試してみることにした。

赤ワイン×牛肉のステーキは「王道」の強さを証明してくれた

まず最初に試したのが、フルボディの赤ワイン(チリ産のカベルネ・ソーヴィニヨン)と牛肉のステーキという、ある意味で最もオーソドックスな組み合わせ。「どうせ定番だからつまらないかな」と思いながら口に運んだら、これが本当に感動レベルだった。赤ワインのタンニンの渋みが肉の脂をさっと洗い流してくれる感じがあって、一口ごとにリセットされる感覚がある。ステーキ単体で食べているときよりも、肉の旨みが引き立って感じられたのが一番の発見だった。「なんで王道って言われるのかわかった気がする」と素直に思えた瞬間だった。ちなみにソースはシンプルな塩コショウとガーリックバターだけにしたんだけど、ワインと喧嘩しなくて正解だったと思う。濃いソースにすると、逆にワインの良さが消えてしまうこともあるらしい。

白ワイン×魚介料理は「爽やかさ」が武器だった

次に試したのが、辛口の白ワイン(フランスのシャブリ)とエビのアヒージョの組み合わせ。シャブリって「生牡蠣に合う」って有名らしいけど、今回は手軽に作れるアヒージョで挑戦してみた。これも想像以上に相性が良くて、白ワインのキリッとした酸味がオリーブオイルやガーリックの風味を引き締めてくれる。アヒージョのちょっとこってりした部分を、ワインがすっきりリセットしてくれる感じがある。白ワインと魚介・オリーブオイル系の料理の相性って、なんとなくわかってはいたけど、実際に体験するとその理由が納得できる。食べながら「これはワインが進みすぎる組み合わせだ」と思った。量の飲みすぎに注意が必要なペアリングだと感じた。

ロゼワイン×サーモンのカルパッチョが意外とハマった

実は一番「どうかな?」と半信半疑で試したのが、ロゼワインとサーモンのカルパッチョの組み合わせ。ロゼって「なんでも合う万能選手」みたいなイメージがあって、逆にどれとも中途半端な印象を持っていた。でも実際に合わせてみたら、これが今回のペアリングの中で一番「新鮮な発見」だった。ロゼ特有のフルーティーな甘みと、カルパッチョのレモンドレッシングの酸味が絶妙にマッチする。ロゼワインの甘みと酸味のバランスが、サーモンの脂っこさをうまく中和しつつ、素材の旨みを引き立てていた。ロゼをナメていたことを正直に反省した。「赤でも白でも決めかねる料理にはロゼを選ぶ」という考え方が、実は理にかなっているんだと実感した体験だった。

ペアリングをやってみて気づいたこと・反省点

今回ひと通り試してみて感じたのは、「失敗しても大きなダメージはない」ということだった。多少合わない組み合わせでも、どちらかがまずくなるわけじゃなくて「なんか惜しいな」くらいの感想で終わる。だから初心者が最初から完璧を目指す必要はぜんぜんなくて、まず試してみることが大事だと思う。反省点としては、一度に3種類を試したので途中から味覚が疲れてしまったこと。次は1セッションにつき1ペアリングに絞って、集中して楽しんだほうがいいかもしれない。あと、ワインの温度管理がけっこう大事だということも今回の気づき。赤ワインを室温で放置しすぎて、少しだれた風味になってしまった組み合わせがあった。適切な温度で飲むだけで印象がかなり変わるらしいので、次回はそこも意識したい。

今回のペアリング体験、正直「もっと早くちゃんとやっておけばよかった」と思うくらい楽しかった。ワインって高いイメージがあるけど、今回使ったのはどれも1500円前後のもので十分満足できた。ペアリングを意識するだけで、いつもの料理がグッと特別な食卓に変わる感覚がある。次は日本酒のペアリングにも挑戦してみたいと思っているし、スパークリングワインと揚げ物の組み合わせも気になっている。「お酒と料理を合わせる楽しさ」に目覚めた週末だった。興味のある人はぜひ気軽に試してみてほしい。

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