久しぶりにライブに行って感じたこと——あの熱量、やっぱり生でしか味わえない
先週末、実に2年ぶりくらいにライブに行ってきた。正直「そんなに久しぶりだっけ?」って感じだったんだけど、いざ会場に向かいながら記憶をたどってみると、確かに全然行けてなかった。仕事が忙しかったり、なんとなく面倒くさくなったり、配信で十分かなと思ってたり。そういう小さな言い訳が積み重なって、気づいたら2年が経ってたわけだ。でも今回行って、本当によかったと思った。久しぶりのライブで気づいたこと、感じたこと、正直に書いていこうと思う。
会場に着いた瞬間から、もう空気が違う
最寄り駅を出た瞬間から、なんか空気が違うんだよね。同じ方向に歩いてる人たちが明らかにライブに向かってる感じで、みんなどこかウキウキしてる。グッズの入った紙袋を持ってる人、アーティストのTシャツを着てる人、友達と笑いながら歩いてる人。そういう景色を見てるだけで、自分のテンションもじわじわ上がってくるのがわかった。
会場に入ると、あの独特のライブハウスの匂いがする。なんていうか、音響機材とか人の熱気とか、全部まざったような感じの匂い。それを嗅いだ瞬間に「あ、戻ってきた」って感覚があって、ちょっと胸がきゅってなった。こういう感覚って配信では絶対に味わえないやつだ。場所そのものが持つ雰囲気って、映像には映らない。
生の音の迫力って、ちゃんと体に刺さる
開演して最初の一音が鳴った瞬間、「あ、全然違う」って思った。音量とか迫力とか、もちろんそれもあるんだけど、それだけじゃなくて、音が体に直接ぶつかってくる感じがある。低音が胸に響いてくる感覚とか、ドラムのキックが腹に来る感じとか、そういう「音を聴く」じゃなくて「音を受ける」ような体験って、ライブじゃないと絶対に無理だと改めて感じた。
自分はずっと配信やサブスクで音楽を聴いてきて、それで十分だと思ってたんだけど、あれはあくまで「音楽の情報を受け取ってた」だけだったんだなと気づいた。ライブで聴く音楽は情報じゃなくて体験だ。同じ曲でも、体に響いてくると感情の動き方が全然違う。涙が出そうになる場面があったんだけど、あれはきっと音が体に入ってきたからだと思う。
周りと感情が同期する感覚が不思議だった
これが一番びっくりしたことかもしれない。会場全体が同じ瞬間に盛り上がって、同じ瞬間にしんとなる。サビで一斉に手が上がるとか、静かな曲になった瞬間に空気が変わるとか、あの感覚って本当に不思議だ。自分一人で聴いてるときには絶対に起きないことだから。
数百人・数千人が同じ感情を共有してる空間にいるって、冷静に考えるとすごいことだと思う。普段の生活で、これだけ多くの人と同じ瞬間に同じことを感じるなんて経験、なかなかないじゃないか。ライブってそれができる場所なんだよね。一人で行っても孤独じゃない、っていうか、むしろめちゃくちゃ誰かとつながってる感じがする。久しぶりに行って、そのことをすごく強く感じた。
アーティストが「目の前にいる」というだけで意味がある
今回のライブ、アリーナ席だったからそこまで近くはなかった。それでも、ステージの上に確かに人間がいて、その人が今この瞬間に演奏してるっていうのは、画面越しとは全然違う重みがあった。ミスをしながらも続けてるとか、MCで素の言葉が出てくるとか、そういう「生きてる感じ」が伝わってくるんだよね。
配信だと、どんなに高画質でもどこか「コンテンツ」として見てしまうところがある。でもライブは「この人が今ここにいる」という事実が、全部の体験に重みを与えてくれる。それって理屈じゃなくて、なんか本能的に感じることだと思う。人間って、やっぱりリアルな存在感に反応する生き物なんだなって実感した。
終わった後の余韻が、また格別だった
ライブが終わって、会場を出て、夜風に当たりながら最寄り駅まで歩いた。その時間がまた最高だった。耳の奥にさっき聴いた音楽がまだ残ってて、体もほんのり興奮状態で、なんか全部がふわっとしてる感じ。友達と「あのシーン良かったよね」「あの曲生で聴けると思ってなかった」とか話しながら歩くのが、これまたたまらない。
ライブの余韻って、数日は続くんだよね。翌日も翌々日も、そのアーティストの曲を聴くたびにライブの光景がよみがえってきて、またテンションが上がる。配信で映像を見た後には、あまりそういうことが起きない。「体で経験したこと」の記憶って、やっぱり根強く残るんだなと思った。
久しぶりにライブに行って、正直なところ「なんでもっと早く行かなかったんだろう」という気持ちが一番強かった。配信でいいやって思ってた時期が、ちょっともったいなかったなと。もちろん配信には配信の良さがあるし、全部を否定するわけじゃない。でも、ライブにしかない体験って確かにあって、それは行った人間にしかわからないものだと思う。次はもう少しペースを上げて、年に何回かは絶対に行こうと決めた。あの熱量と余韻を、また体で受け取りたい。
中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。