草テニスの大会に初参加してみた話――緊張と発見だらけの一日
先週の日曜日、人生で初めて草テニスの大会に出てきた。普段は週1〜2回コートを借りて仲間うちで打ち合う程度のレベルで、「大会」なんてものとは無縁だと思ってたんだけど、テニス仲間に「気軽な感じだから出てみなよ」と半ば強引に誘われて、気づいたらエントリーしてた。当日は朝からドキドキが止まらなくて、コートに着いた瞬間「あ、これ本当にやるんだ」って実感した。結論から言うと、めちゃくちゃ楽しかった。でも同時に、知らなかったことや気づかされたことも山ほどあった。その話を今日はまとめておこうと思う。
草テニスの大会って実際どんな雰囲気なの?
「草テニス」というワードを初めて聞いた人もいるかもしれないから少し説明しておくと、草テニスとはプロや強豪クラブの選手ではなく、一般のアマチュアプレイヤーが集まるカジュアルな大会のことだ。草野球の「草」と同じ感覚で使われてる言葉で、地域のテニスサークルや有志が主催していることが多い。
今回参加したのは地元の市民コートで開かれたダブルスの大会で、参加者は30ペアくらいだったと思う。年齢層は広くて、大学生っぽい若い人から見るからに経験豊富そうな50代〜60代の方まで本当にバラバラだった。受付でゼッケンをもらってコートに出ると、みんなウォームアップしながら和気あいあいと話してる感じで、ギスギスした雰囲気は全然なかった。正直もっとピリピリしてるのかと思ってたから、この空気感は最初の安心ポイントだった。
試合前の緊張感がやばかった
雰囲気はアットホームでも、いざ自分の試合が近づいてくると話は別だった。ウォームアップのボール打ちから手が震えてて、「これ普段と全然違う」と思った。普段の練習では多少ミスしてもなんとも思わないのに、大会だとミスするたびにペアの顔が気になるし、相手コートの視線も気になるし、頭がいっぱいになる感じ。
特につらかったのがサーブで、練習では8割くらい入ってたサーブが、本番では最初の2ゲームで3回連続ダブルフォルトしてしまった。緊張でトスが乱れて、いつも通りのフォームが全然出てこない。ペアに申し訳なくて穴があったら入りたいくらいだったけど、「気にしないで」と笑ってくれたのは本当に救いだった。試合を重ねるごとに少しずつ体が動くようになって、最後のほうはわりと普通に打てるようになってたから、慣れって大事だなと改めて思った。
試合中に気づいたこと・反省したこと
全部で4試合やって、結果は2勝2敗だった。勝ち負けより、試合中に気づいたことのほうが収穫が多かった。まず感じたのが、ラリー中の「配球」の大切さだ。練習だと「とにかく打ち返す」になりがちなんだけど、大会では相手の動きを見ながらどこに打つかを考えないといけない。でも実際の試合では余裕がなくて、来たボールを返すだけで精一杯になってしまう場面が多かった。
それから、前衛に立つタイミングがわかってなかった。ダブルスって後衛と前衛の連携が命だと頭ではわかってるんだけど、いざコートに立つと「どこにいればいいんだ?」ってなる瞬間が何回もあった。逆に、相手の前衛が絶妙なポジションにいてポーチでバシッと決めてくるシーンを見て、「ああ、ダブルスってこういうことか」と実感できた。負けた試合のほうが学びは多かったと思う。
大会参加で得たもの――仲間と達成感
試合内容の話だけじゃなく、大会参加で得た一番大きなものは「つながり」だと思う。一緒に組んだペアとはこれまでも練習仲間だったけど、試合を一緒に戦うと距離感が一気に縮まる感じがした。勝った試合のあとはハイタッチして、負けた試合のあとは「あそこどうすればよかったかな」って反省し合って、その会話が純粋に楽しかった。
それと、対戦した相手との交流も良かった。大会終了後に少し話す機会があって、「どこのサークルですか?」「普段どこで練習してるんですか?」みたいなやりとりが自然に生まれた。テニスというスポーツが持つコミュニティの広がりを、大会という場で初めてリアルに体感できた気がする。こういう縦横の広がりが、草テニスの大会に出る一番の理由になるんじゃないかと今は思ってる。
初参加を終えて思ったこと・次に向けて
正直、参加前は「ボコボコにされて終わるんじゃないか」「場違いじゃないか」という不安が大きかった。でも実際に出てみたら、そんな心配はほとんど杞憂だった。レベル差はもちろんあるけど、みんな同じアマチュアとして楽しむスタンスが共通してて、居心地はよかった。
技術面では、サーブの安定性とダブルスの戦術理解がこれからの課題だとはっきりわかった。特にサーブは、緊張した場面でも崩れないフォームを身につけることが最優先だと思う。あとは前衛の動き方をちゃんと勉強したい。動画で研究するのもいいけど、やっぱり試合の場数を踏むのが一番早い気がしてる。
次の大会はまだ未定だけど、できれば年内にもう一回出たいと思ってる。今回の経験で「大会って思ったより楽しい場所だ」というのがわかったから、次は緊張よりも楽しみのほうが勝った状態でコートに立ちたい。テニスをやってるけど大会には一歩踏み出せてない、という人には「とりあえず草テニスの大会に出てみて」と自信を持って言えるようになった一日だった。
中学生からテニスを始め、現在テニスコーチもしています。