ワインのペアリングを試してみた|初心者でも意外とハマる組み合わせの世界

先週末、友人の家でワインを持ち寄る会があって、そこで初めてちゃんとした「ペアリング」というものを意識して飲んでみた。正直これまでは「好きなワインを好きな料理と飲めばいいじゃん」くらいにしか思ってなかったんだけど、いざやってみると全然違う。組み合わせ次第でワインも料理もぐっと引き立つというのが体験としてわかって、これはちょっとハマりそうだと思ったので今日はそのことを書いてみようと思う。

そもそもペアリングって何なのか改めて調べてみた

ワインと料理を合わせることを「ペアリング」と呼ぶのはなんとなく知ってたんだけど、具体的に何を基準にして合わせるのかはよくわかってなかった。調べてみると、基本的な考え方はいくつかあって、まず有名なのが「産地を合わせる」という方法。フランス料理にはフランスワイン、イタリア料理にはイタリアワインというやつだ。これが一番わかりやすくて、外れにくいらしい。

それ以外にも「色を合わせる」というアプローチもある。肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインという定番の話で、これは聞いたことある人も多いんじゃないかと思う。ただ実際には例外もたくさんあるし、あくまで「傾向」の話なんだそうだ。もう一つ面白いと思ったのが「重さを合わせる」という考え方。ボリュームのある料理には飲みごたえのあるフルボディのワインを、軽い料理には軽めのワインを、というもの。この辺から「なるほど理屈があるんだな」と思い始めた。

実際にやってみた組み合わせその1:赤ワインとラムチョップ

友人が用意してくれたのはラムチョップのグリルで、それに合わせて自分が持っていったのはアルゼンチンのマルベックという品種の赤ワイン。選んだ理由は「ラムはクセがあるから、しっかりした赤が合うって何かで読んだ気がする」という超曖昧な記憶によるものだったんだけど、これが結構うまくいった。

マルベックは果実味が強くてタンニンも程よくあるワインで、ラムの独特な風味をうまく受け止めてくれる感じがした。ワインを飲んでから肉を食べると、肉の旨みがより前に出てくる感覚がある。逆に肉を食べてからワインを飲むと、ワインの渋みがすっきりと流れてくれる。「あ、これが言われてるやつか」と思った瞬間だった。ペアリングって頭で理解するよりも、口の中で体験してみないとわからないんだなと思う。

実際にやってみた組み合わせその2:白ワインと生ハム&チーズ

もう一つ試したのが白ワインとチーズ・生ハムの組み合わせ。白ワインはフランスのシャブリで、これはシャルドネ100%の辛口白ワインだ。ミネラル感があってスッキリしているやつで、価格は2000円台のわりとお手頃なやつを選んだ。

チーズはカマンベールと、ちょっと塩気の強いロックフォール(ブルーチーズ)の2種類。生ハムはイタリアのプロシュートを用意してもらった。カマンベールとシャブリの組み合わせは、これはもう間違いないという感じで、クリーミーな脂感をワインの酸味がスパッと切ってくれてすごく飲みやすかった。一方でブルーチーズとシャブリの相性は微妙で、ブルーチーズの塩気とクセがワインを負かしてしまう感じがあった。後から調べたらブルーチーズには甘口の貴腐ワインが合うらしく、組み合わせには向き不向きがあるということを身をもって学んだ。

失敗から学んだこと:何でも合うわけじゃない

実は一回明らかに「合ってないな」と感じた組み合わせがあって、それが辛口の赤ワインと酢を使った料理(ピクルスが入ったサラダ)を一緒に食べたときだ。赤ワインのタンニンと酢の酸味がぶつかって、ワインがものすごく渋くエグく感じた。これはなかなかキツかった。

調べてみると、酢やレモンなど酸味の強い料理にはタンニンが少ないワインか、酸味のある白ワインが合うらしい。確かにそう言われると納得する。この「失敗経験」があったおかげで、ペアリングの理屈が体に染み込んだ気がする。うまくいったときだけじゃなくて、合わないときの経験もすごく大事だなと思った。失敗もちゃんと飲み干したけどね。

ペアリングを楽しむためのコツ:難しく考えすぎない

今回やってみて一番感じたのは、「ペアリングって難しそうに見えて、実は入り口は簡単だ」ということ。最初から完璧を目指す必要は全然なくて、まず「産地を揃える」か「料理の重さとワインの重さを合わせる」という2つのポイントだけ意識すれば、大きく外れることはない気がする。

あとは自分で試して「これ合う」「これ合わない」を積み重ねていくのが一番楽しいと思う。ソムリエみたいな難しい知識がなくても、自分の舌で判断すればいい。むしろ「合わない」と感じたときのほうが記憶に残るし、次に活かせる気がする。ワイン自体のお値段もそこまで高くなくても十分楽しめるので、2000〜3000円台のワインでいろんな料理と合わせてみるのがコスパ的にもおすすめだと思う。定番の品種から少しずつ試していくと知識も自然とついてきそうだ。

今回初めてちゃんとペアリングを意識してワインを飲んでみて、これまでと全く違う楽しみ方ができることを実感した。料理もワインも、それぞれ単体で飲み食いするよりも、組み合わせ次第でぐっとおいしくなる瞬間があるというのは、なかなか面白い体験だった。次は日本料理と日本ワインの組み合わせを試してみたいし、スパークリングワインのペアリングも気になっている。ワインって奥が深いなと改めて思ったし、これを機にもう少しちゃんと勉強してみようかな、という気持ちになっている。興味がある人はまず気軽に1本買って、晩ごはんと合わせて試してみてほしい。

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